服忌について

年の瀬が近くなるにつれ、身内に不幸があった場合の新年の迎え方について、多く質問を頂きます。

そこで今回は服忌について説明致します。

 

古くより日本には、家族や親族に弔事があった場合、故人の御霊(みたま)の御安鎮をお祈りすると共に、その不幸を乗越える節目として、一定期間行動を慎む慣習があり、それが「忌中」と「喪中」です。

 

昨今二つが混同され使用されていますが、二つにはどのような違いがあるのでしょうか。

それぞれの意味としては以下のようになります。

 

❍忌中

・故人の死を悼み、御霊を鎮める期間

・神事やお祝い事等の華やかな行事への出席、行動を控えて慎んだ生活を送ります。

〔忌中期間〕

父母・配偶者・子;50日

祖父母・孫・兄弟;30日

曾祖父母・曾孫・伯叔父母・甥姪;10日

その他親族;3日

 

❍忌中の神事

・お葬式を出された場合

家庭で弔事があった場合、神棚の正面に白紙を貼りお参りは控え、忌中期間を明けた後、白紙を外し、通常通りお参りします。

忌中期間を過ぎていれば神事や正月行事は通常通り行います。期間内の場合、明けた後に神社に詣で、新しいお札を受けます

 

・親族にご不幸があった場合

(別居の)親族に弔事があった場合、その個人は喪に服しますが、家自体は忌中とはなりませんので、神棚やお札は平常通りをおまつりします。

上記の忌中期間の対象外の場合は普段通り神事を行ってください。

 

❍喪中

・忌明け後、身を慎みつつも悲しみを乗越え、元の生活に戻す期間

・基本的に通常通りの生活を行います。

・神事も通常通り行い、正月も華美な飾りを控えて頂ければ、例年通り新年をお迎え頂いて結構です。

・一般的に約1年といわれております。

 

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

明くる年をお健やかにお迎えできます事を御祈念申し上げます。

玉串拝礼について

 

神社でご祈祷をお受けになった際などに行うのが玉串拝礼(たまぐしはいれい)です。
 今回はその作法についてご説明致します。

そもそも玉串とは何かと言うと、榊(さかき)やイチイなどの常緑樹の枝に紙垂(しで)を付けたものの事を言います。
そして、この常に緑をが褪せない玉串を神前に捧げる事で、感謝の念を神様へ表すことに当たるのです。

14402154_T3それではその作法について説明していきます。
①まず神職から渡される玉串の根元を右手で上から持ち、左手で中央を下から添えるように胸の高さに捧げ持つ。
②神前にもうけてある案と呼ばれる机の前に進み一礼する。
③玉串を時計回りに90度回して縦にして持ち、左手を下げ両手を揃えて神さまに祈りを捧げる。
④右手で玉串の中央を下から支え、時計回りに回して根元を神前に向けて両手で案の上にお供えする。
⑤二拝二拍手一拝の作法でお参りする。
⑥最後に軽く頭を下げて退く。

kannushi-1以上になります。
宜しければお参りされる際にご参考に。

参拝作法について

昨今御朱印ブームや、社ガールなどとメディアで特集され、若い方が神社へいらっしゃる事も増えてきております。

そんな中、神社に来てみたものの、お参りの作法がわからなくとりあえず手を合わせておいた。
そんな経験をされた方もいるかもしれません。
そこで神社の参拝する際の作法をご説明致します。

まず入口の鳥居のところで衣服を整え、一礼をし、境内に入りましょう。

【手水の作法】
まず始めに行うのが手水(てみず)です。
これは神様にお参りをする前に心身の浄化をするために行うものです。
①手水舎の柄杓を右手で取り、水を汲んでまず左手を清めます。
②次に柄杓を右手から左手に持ち換え、同様に右手を清めます。
③再び柄杓を左手から右手に持ち換え、水を左手に受け、その水で口をすすぎます。そしてまた左手を清めます。
④最後に柄杓を立てて残っている水を流しながら、柄の部分に水を注ぎ、柄杓を清めます。

【拝礼の作法】
手水を行い心身共に清めた後にお参りを行います。
例外もありますが、今日、神社での参拝作法は、「二拝二拍手一拝」を基本となっており、今回はその方法でご説明致します。
①神前ではまず二拝。約90度に背中が平らになるまで深々と二度頭を下げます。
②続いて二拍手。胸の高さで両手を合わせ、願いを込めて右手を少し下にずらし、手を二回打ち鳴らします。拍手の後は再び両手の指先を揃えます。
③最後にもう一度一拝し、神前から下がります。

hatsumoude002お参りが終わってお帰りの際には、お越しになった時と同じく鳥居の前で最後に神様への一拝を忘れずに。

以上、簡単にですが参拝の作法です。
どうぞお参りにいらっしゃる際にご参考に。